一乗寺ブリュワリーについて


一乗寺ブリュワリーの誕生

 重い精神障害をもった人であっても, 地域社会の中で自分らしい生活を実現・維持できるよう包括的な訪問型支援を提供するACTと呼ばれる新しい医療(ACT-K)を日本で初めて実践した医師・高木俊介が、将来的には在宅で暮らす精神障害者の雇用の場とする目標をかがげて醸造所を開業しました。

 

 醸造許可がおりるまで2年以上の歳月がかかったが、2011年6月21日にようやく認可がおりました。

日本酒の酒造会社以外で地ビールを製造するのは京都府内では初めてのこととなります。

一乗寺ブリュワリーの醸造スタイル

1回の仕込みで醸造する量が200リットルの超少量生産のスタイルをとっています。

右の写真が発酵用の樽になります。

基本となる麦酒のほかに、季節の味覚にあう麦酒を仕込んだり、個性的な味覚の麦酒を作ったりしています。

 

一乗寺ブリュワリーが目指すもの

1.在宅で暮らす精神障害者のための「雇用の場」とすること

精神科病院に入院せず、ACT-Kなどの助けをかりて、地域で生活できている精神障害者でも「働く」となると、まだまだ難しい状況です。

偏見などから就労しにくい精神障害者たちが、地域で働きながら暮らせる基盤がつくりたいと考えています。

 いずれは、併設のビアダイニング「てぃんがーら」やそこで提供する野菜、麦酒の原料となる大麦、ホップなどを栽培する農園も精神障害者の雇用の場にしていきたいと考えています。

 

2.左京区「一乗寺」を盛り上げていくこと

ラーメン・シティ、本屋さんの町として若者が集まる町をさらに盛り上げいきたい、と思っています。