一乗寺のビールができるまで
製造工程
麦芽の粉砕
原料の麦芽の中に含まれるでんぷん質が糖化されやすいように、グラインダーで粉砕します。
麦芽の糖化(マッシング)
お湯の中に、粉砕した麦芽を投入します。
麦芽が粥状になるまで中身をかき混ぜます。
麦芽に含まれるたんぱく質分解酵素の力で、麦芽のたんぱく質を糖分に分解していくのです!
マッシュアウト〔麦汁の抽出(一番しぼり)〕
マッシングを終えたら、麦芽が自然に層を作って落ち着くまで30分ほど待ちます。
鍋の下にある栓をゆっくりあけて麦汁をしぼります。
これがいわゆる「一番搾り」です!
スパーシング
1回目のマッシュアウトが終わると、再度お湯をゆっくりと注入していきます。
この時、麦芽の層を崩さないようにそっと注いでいきます。
スパーシングが終わると、20分ほど待って、麦芽の糖化を待ちます。
そして2回目の麦汁抽出をします(同じように3回目の抽出まで行います)。
煮沸
麦汁を約100℃まで温め、1時間以上煮沸します。
ホッピング(ホップの投入)、スパイス投入
煮沸終了前にホップを投入します。
風味つけに入れるスパイスもこの時投入します。
移送
煮沸を終えた後は、麦汁を一気に冷却します。
ピッチ(イースト投入)
ビール用の酵母を投入します。
発酵
発酵樽の中で、1~3週間ほど発酵させます。
樽詰め
主発酵終了後、若ビールを醸造タンクから樽へ詰め替えます。
一乗寺ブリュワリーでは、20リットルの樽5本、10リットルの樽10本に詰めます。
この時に澱を取り除きます。
熟成(後発酵)
20リットル、10リットルの樽に詰め替えた後は、冷蔵庫で3週間~1ヶ月半熟成させます。